岩手心血管インターベンション研究会


 代表世話人挨拶

野崎 英二  岩手心血管インターベンション研究会
 代表世話人 野崎 英二(岩手県立中央病院 副院長)

 専門医制度と地域における教育



 臨床系各医学会の新専門医制度が開始されようとしている。
 我々は日本心血管インターベンション治療学会に所属している。本学会は我々を育ててくれた多くの先輩達が、研究会から学会へと発展させ、一時期分裂という不幸な歴史を経験しながらも再統合しここに至っている。かつて他の学会に比して意欲的かつ進歩的で、たとえば全国役員の定年制や治療症例の登録、専門医制度などいち早く取り組みを開始していた。その源は、公開治療(ライブデモンストレーション)という、効果のみならず合併症も含めすべて国民に見える形を使って、治療法を広げ関係者を教育してきたところにあると思われる。

 現在外科系学会では手術症例を全て登録するシステムを確立し、自分たちの成績の見える化を図ってきた。また、それを基に外科専門医制度を構築した。外科系各部門をローテートして規定された各種症例を経験し、更に筆記試験や口頭試問を受け外科専門医はつくられる。学会によっては、登録データや専門医・教育施設の定期的なチェックや監査を行っている。国民から解離したいわゆる“医学会村”にならないように自浄作用を発揮させようとしている。

 我が日本心血管インターベンション治療学会はどうだろうか。地域に関係した部分のみコメントする。一定期間に一定数の症例をこなさなければ専門医試験を受けることができない制度になっている。当然症例数が少ない地域では専門医になれない可能性があり、数だけを問題にしているので適応が甘くなる傾向を制度そのものが助長している。この制度改革に地域の指導者は、積極的に発言・協力すべきである。

 我々は症例の一つ一つを大事にして、長年地域で地道に積み上げることを良しとしたい。心臓カテーテル室での少人数の経験交流を通して、技術の何たるかを会得したい。できれば、その場で全国の若手術者と交流したいと考えている。今年も、各病院でのカテ室ミニライブを積み上げ、12月の岩手リアルワールド・ライブデモンストレーションコースに結実させていきたいと考えている。

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